こんにちは。
ウール着物好き美容師 じぞうです。
ふだん着物好きを増やすべく、このサイトで魅力をお伝えしたいと思っています。
着物を着てみたいけど、いったい何を準備したらいいの???
着物を着てみたい!!
って思っても、一番最初にぶち当たるのはこの壁ですね…。
なんだか小物がたくさんあるし、名称もよくわかんないし、なんだか難しそう…。
そう思って着物を敬遠する人は多いと思います。
私も、美容学校で一応教わったはずなのに、その時はあまり興味がなかったのか、すぐに全てを忘れ、初めのうちは帯揚げ・帯締め・伊達襟・伊達締めの区別がつきませんでした。笑
あと、長襦袢と肌襦袢の違いも!!
一度覚えてしまえば難しいことはないんですけどね。
なるべくわかりやすいように解説しようと思います。
あと、これは私が普段着るのに必要だと思ってるものですが、着付け方によって、皆さん使うものは違うと思います。
着付けもいろんなやり方がありますしね!
あくまで一例。自分がやりやすいようにアレンジしてみてくださいね。
正統派・最低限必要なもの
これは私が普段着るのに使ってるものです。下で詳しく解説します☆
追加アイテムはこちら。
これは、その日の気分に合わせて使うものたちです。絶対必要というものではありません。
表に見える部分
- 着物
- 帯
- 長襦袢
- 半衿
着物と帯は説明不要ですかね?
普段に着るにはどんな着物が良いかはこちらで詳しく解説しています。
夏物、冬物の見分け方はこちら!
帯についてはこちら。
半幅帯か名古屋帯が普段にはおすすめです。
長襦袢は着物の下に着る着物。基本的には着物と袖丈や裄が合ったものの方がよいです。
多少のズレはあまり気にせず私は着てますが…。
長襦袢にはかならず半衿をかけます。
衿をかけておくことで、首回りが汚れても、衿だけ外して洗えます。
あと、衿芯を入れた方が綺麗に着れるので、衿芯を通す為にも必要です。
普通は縫い付けますが、両面テープで留められる簡単なものもありますし、なんなら安全ピンとかで留めてもよいです。
半衿で結構印象が変わるので、おしゃれポイントですよ〜。
表に見える部分で、お好みで必要なもの
- 帯揚げ
- 帯締め
- 足袋
- 伊達衿(フォーマルなとき…かなあ??)
帯揚げは、帯の上部にチラッと見える布。
帯締めは、帯の上に巻きつけてある細い紐。
この2つがあると、より着物らしい着こなしになります。
無いと浴衣っぽい、ラフな感じに見えます。
私はその日の気分と、帯結びによってつけるかどうかを決めます。
帯結びによっては、帯締めがないと締められないものもありますし、
帯揚げが必要なこともあります。
伊達衿は、着物の衿と半衿の間に入れて重ね着をしてるように見せるためのものです。
重ね衿って言ったり、衿比翼と呼ばれるものも用途は同じです。
なんとなく、振袖とか訪問着の時に使うイメージ…。普段には私はあんまり使わないかなあ。使っちゃダメってことはないと思いますが。
これ可愛い!こーゆーのだったら使っても可愛いかも。
隠れる部分で、最低限必要なもの
- ひも4本くらい(着物用に2本・長襦袢用に1〜2本)
- 伊達締め 1〜2本
- 衿芯
- 帯板
ひもの数は着付けのやり方にもよりますが、
私の場合、
長襦袢で胸紐・丈を短く着たい時は長さを上げる為に腰紐
着物の腰紐・胸紐
夏場は伊達締めだと暑いので、伊達締めがわりに1本
で、計3〜5本です。
ちなみに今あげた順番で着る時はひもをかけていきます。
襦袢は衿をしっかり決めたいので胸紐から、着物は腰紐からです。
着物用の紐がない!そんなときは、いらないストッキングを片足ずつ切っても使えます。要は食い込みにくい滑らない素材のひも状のものであればよいのです。
さらしや布をカットしたものとかでも。
伊達締めは、私は長襦袢には使わずに、着物のみに、おはしょりを整えるのに使います。
マジックテープのやつが簡単でしっかりとまるので愛用してますが、夏場は蒸れるので、代わりにひもで代用します。
衿芯は、長襦袢と半衿の隙間に通して使います。
入れると衣紋の形が綺麗に出ますし、衿元も綺麗です。
帯板は、帯の間に入れるやつ。帯がシワシワになるのを防ぎます。
板だけのやつと、ベルトが付いてて、帯を巻く前につけておくやつがあります。やりやすい方をどうぞ。
この、くるっと回せる帯板、かなり便利みたいなので私も近々買おうと思っています。帯を前で結んでぐるっと回したいときにスムーズに回せます。
ちなみに、なければ、ボール紙のようなものでも代用できます。ちょうどいい大きさに切って使ってね。
まー、衿芯・帯板はなくてもいいっちゃいいですが、私の中では必要なものリストに入ります。
2020.2.27追記
帯板は使わなくなりました。
その辺についてこちらにまとめてみました。
2021.5.17またまた追記
腰紐もベルトタイプに変えたりしましたが、今は再びモスリンの紐を使ってます。
伊達締めも使わない派だったのですが、最近は博多織の伊達締めをクタクタになるまで使うのに憧れて愛用してます。笑
マジックテープの伊達締めは全然使わないですね。着付け慣れてない時は結ばなくていいのでラクでしたが…。
コーリンベルトがないとダメなタイプだったのですが、今は使わなくても大丈夫になりました。
着付けは試行錯誤ですね。
今はその日になりたい着姿に合わせて、着付けアイテムもチョイスしています。
隠れる部分で、お好みで必要なもの
- 肌襦袢と裾よけorワンピースタイプの肌着
- コーリンベルト1〜2本
- 帯枕
- 三重ひも
肌襦袢と裾よけは、汗で着物が汚れるのを防ぐためのものなので、
なければ襟ぐりの広いTシャツとペチコートとかステテコでもいいですし、表に響かないで汗を吸えればなんでもよいと思います。
タイツ履いてる時とかは裾よけは省略したりしてます。
コーリンベルトは、衿元の着崩れがしにくくなるので、私は着物と長襦袢と両方に使ってます。
たまにめんどくさくなると着物のみにしますけど…。
胸紐をかける前に、衿元につけて固定するベルトみたいなやつです。
帯枕は、名古屋帯や袋帯でお太鼓にするときなどに使います。
半幅帯の時は要りません。
三重ひもは、帯結びによっては使ってます。
半幅帯でも、三重ひもがあると変わった帯結びが出来たりします。
和洋ミックス・最低限必要なもの
和洋ミックスだと、どの程度和の感じを出すかにもよりますが…。
インナーは洋服の場合
長襦袢を着ないで、ワンピースやシャツ、パーカー、タートルニットなどを着る場合
- 着物
- ひも1〜2本(もしくはひも1本&コーリンベルト)
帯 or ベルト
洋服の上から着物を羽織り、
着物の丈を決めたら腰紐を締めて、
胸元はひもかコーリンベルトで締めて
帯がベルトを締めれば完成〜。
胸紐やコーリンベルトを締めずにそのままベルトで留めてもいけるかも?そしたら着物とひも1本、ベルトでOKですね!
小物で和洋ミックスの場合
- 長襦袢と着物は着て、小物でアレンジしたい時は正統派の着付けで必要なものを洋風の他のもので代用してみます。
- 半衿 →お好みの布地やポップな半衿
- 帯揚げ →スカーフや幅広のレースなど
- 帯締め →ベルト
- 帯 →コルセットや幅広のベルト
その他、プラスαで帯にサスペンダーしてみたり、裾からプリーツスカートをのぞかせてみたり、アレンジは無限大!
アイディア次第で本当に自由に楽しめます。
着物を着るようになってから、
これも着物に合わせたら可愛いかも??って常に考えるようになりました。
そーゆー工夫がたのしいです。
まとめ
- 中に洋服を着る場合は、着物とひもと帯かベルトがあればOK
- 表から見える部分は必ず必要になりますが、それ以外の表から見えないものはあるもので代用したり工夫して着ることができます。
中に洋服を着る和洋ミックスなら、着物さえ手元にあればすぐに着られますね。
中に襦袢を着て着物を着る場合も、いろんなものを代用してオリジナルの着こなしができますし、
和装小物で持ってないものがあっても大丈夫です。
楽しんで着物を着るために参考になれば幸いです。
ではでは、着物をたのしみましょ♪
長襦袢の代わりに美容衿を使うやり方もあります。
丈を短く着つけるときはこうしてます。
コメント