【タイムカプセル?!!】私がアンティーク・リサイクル着物を好きな理由

着物について、思うこと

こんにちは。着物沼のじぞうです。

今回は、私がなんでアンティークとかリサイクルの着物が好きなのか?というお話。

タイムカプセル?!!

稀に出土(?)品があるのだ。

ごく稀なことではありますが、着物や帯の中から 何かが出てくることがあります。

私はそれに巡りあうと、

出土だ!!と思います。笑

https://twitter.com/kaojizou/status/1241932030738223110?s=21
https://twitter.com/kaojizou/status/1348822714794995714?s=21

上のツイート、コートとありますが 和装コートです。

和装コートのポケットから、刺繍のハンカチと百円札が出てきました。

下のツイートは、ごく最近のこと。

買ってきた名古屋帯帯をアイロン掛けしようと思ったら、前に来るところがポケット状になっていて 一枚のメモが…。

問題のポケット

保健所の脇の黒く塗ってある所を訪ねたのか?森田さん?かな?読めん…

それとも堀田慎一郎さんを訪ねたのか…?

裏側。

ちなみにこの帯はこんなコーデにしたよ。

探偵あらわる。

このツイートから皆さん調べてくださって、

地図は石川県羽咋市(はくいし)旭町の中央町南交差点あたりでは?と。

ふむふむ。すげー!

ここからは私調べ。

メモの裏面を見ると、どうやら会社のメモ用紙っぽい。

浦桝機業場とある。

機業場とは聞き慣れない言葉。調べてみたら、これではたおりば と読むらしい。

つまり、織物を作っている会社だ。

おおおお!着物好きとしては気になるところ。

つぎに、この会社が今もあるのか調べてみたけれど 検索ではヒットしなかった。

会社の住所のある、石川県鹿島郡鹿島町武部というのは 今は中能登町武部になっているようだ。

検索してみたら

中能登町自体、かなりの数の機業場がある。どうやら織物の街として有名らしい。

そのことにまず驚いた。

そして、武部というそのエリアに絞って探すと、織物などを扱う会社は2軒あった。

きっと、名前はちがうけど 何かしらの関係はありそうだ。でも電話で問い合わせるほどの内容でもないので 探索はここまで。

ここからは妄想。

多分この帯の持ち主は、浦桝機業場で働いていて

羽咋市の森田さんだか堀田さんのところへ

帯や反物の営業に行った説。と言うのが私の中では有力なんだけど、それじゃなんだか味気ない。

もしかしたら、浦桝機業場のお嬢さんとかで、羽咋市には奉公に出させられたのかもしれない。うーん。よくわかんないけど。

こうやって派生して、中能登町にも興味が湧いてきた。いつかこの帯を締めて遊びに行きたい。

謎帯・謎着物の解明

たまに、意味のわからない帯や着物がある。

麻のハ堂さん所蔵の帯が謎すぎたので 思わず動画にしてしまった。笑

これを公開してから、もしかして中国の故事 「壺中の天」ではないか?という意見をいただいた。

皆さん本当に各方面にお詳しいので勉強になる。

この話もなかなか興味深かったのだが、いまいち違う気がする…。

そこで、中国故事 壺 などと、色々検索してみたら、これだー!!!っていうものに巡り会えた。

スッキリ。

いや、柄付け的に謎だらけなんだけど とりあえず謎のおじさんの正体はハッキリした。多分。

この辺はまたあみこさんと検証動画にしたいので詳細はまたね。

名前とかクリーニングのタグとか

前の持ち主の影を感じることができるのが、私はどうやら好きらしい。

道行の裏側に名前が刺繍してあったり

クリーニングのタグがついてたり。

いろんな時代を経て、今私の手元にあるということが喜ばしいのだ。

好きな理由をまとめると

帯や着物って、今の洋服みたいに大量生産ではなくて

反物を選んで 各家庭やお仕立て屋さんが仕立ててて。だから、その人の好みがダダ漏れしてるんだよね。

何十年も前に、似たセンスの あるいは私の想像もつかないハイセンスな人が居たという事がなんだか笑えるし、

度肝を抜かれたり、

最高すぎる!!絶対この人と仲良くなれそう!なんて勝手に思う。

また、こうやって私的な何かが出てきたりすると 持ち主の人生に想いを馳せる。

色々調べて私の興味も広がる。

着物が好きなだけだったはずなのに、役に立つのかよくわからないいろんな知識が身につく。

そんなところも、わたしにとってはすごく面白いのだ。

もともと、人間観察が好きな私。この着物を着ていた人は一体どんな人なんだろう?なんて考えるのが向いているのかもしれない。

買った時には気付かない発見をするときもある。

だから、私はアンティークやリサイクル着物が好きなのだ。

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