こんにちは。
ウール着物好き美容師 じぞうです。
ふだん着物好きを増やすべく、このサイトで魅力をお伝えしたいと思っています。
自分で半衿をつくろう
半衿、見えるのはわずかなスペースですが、顔周りなのでかなり印象を左右します。
ちなみに、半衿ってコレのことです。
襦袢の衿に縫い付けてある布ですね。フォーマルな着物だと大体白なので、襦袢と一体化していて存在を忘れがちです…。
崩さない基本的な綺麗な着方をしていても、半衿の素材や柄を変えるだけでもぐっとカジュアルになります。
同じ着物であっても、半衿が変わると違う着物のように思えるくらい、結構重要です。
今回は、そんな半衿をじぶんでつくってみよう!というおはなしです。
用意するもの
- 15×90センチくらいの布(柄は細かめがおすすめ!)
- 襦袢
- 針と糸
私は100均の手ぬぐいを愛用しています。手ぬぐいの時は布幅が大きいので、折り畳んで使ってます。切ってしまった方が多分モコモコしないと思うのですが、めんどくさいのと、汚れた時に、出す面を変えたりしやすいかなあ。と思ってそのまま使ってます。
てぬぐいだと、こんな感じに折ってます。
※追記2021.5.17
折り込むと厚ぼったくなるので、市販の手ぬぐいの場合縦半分に切るようにしてます。
今回私は、着ないワンピースをリメイクします。
うわ〜。シワッシワ…。生地がちょっとテロテロだからかなあ…。
使いたい柄を考えて、使う大きさにざっくりカットしてアイロン掛けよう。仕方ない〜。
裾から20センチ弱くらいでざっくり切ります。
おお、アイロン掛けるとマシになりました。
今回、半身変わり に仕上げたいので、長さを90センチでなく、45センチくらいに2枚切って柄の向きを左右逆にしました。
さあ!縫おう!
90センチになるように合わせて縫っていきます。
手ぬぐいとか、もともと90センチにカットした場合は必要ありません。
背中心(背中側の縫い目)に合わせて、衿のところにピンで留めます。
90センチの布だったら、ちょうど真ん中45センチの所が背中心に合うようにのせてください。
衿を合わせてみて、出したい柄がうまく出てるかチェックします。
半身変わり(背中心から左右で色柄が違うこと)やってみたかったんだよねー。
ボーダーの部分と、花柄が出るようにしてみた。
手ぬぐいとかでも、色違いの同じ柄とかでやったり、全く違う布を合わせても可愛い気がする!!
柄の位置をチェックしたら、いよいよ縫っていきます。
ちなみに私はむちゃくちゃ雑なので、きちんと縫い方を覚えたい方はYouTubeとかで検索してみてください。ごめんなさい。
布端の切り方の雑さが全てを物語ってますね…。笑
外側になる方から縫っていきます。
衿の幅に合わせて余分は折り込んで、端っこからザクザク縫いましょう。
本当にザクザクで大丈夫。
肩山〜肩山(背中心を中心にして20センチずつくらい)のところを気持ち丁寧に細かくするといいみたいです。ほんとは。
縫い終えたら裏返して、
内側も同じように折り込んで縫っていきます。
おおう!
生地がテロテロすぎて、外側を縫う時に内側もすくって縫ってしまっていたね…。
でも縫い直すの面倒なのでこのままいきます。
内側を縫う時のポイントは、とにかくたるまないように引っ張りながら縫うことです。
私は間違って折り込めなくなってしまいましたが、こちら側も余分は折り畳んで縫った方が綺麗です。
きちんと折り畳んで縫うと仕上がりはこんな感じ。
衿芯が差し込めるくらいのギリギリで縫うとピシッとします。
端まで縫えたら完成〜!
難しいことはないもないです。
ちゃんと衿芯が入るかチェック。
完成
出来た!できた!!
着物を着ると、見えるのはほんの少しなんですけどね。
少しだからこそ、出る柄を考えて縫うといいですよ。
私はいつも適当につけてしまって後で後悔します…。
鶴が見えない!!とか。
全体が同じ柄の方が、そーゆー後悔はしないで済みます。笑
まとめ
なんとなく、半衿のつけ方お分かりいただけたでしょうか?
布代だけで、かんたんに気分を変えられるので、半衿たくさん欲しくなりますよ〜。
フォーマルな時は、半衿の素材や色に決まりがあります。
季節によっても素材が変わります。
カジュアルに着るには、気に入った布でOKです。
冬場はモコモコのファー素材を使ったりしました。なかなかあったかくて良きです。
自分で刺繍もいつかやってみたいな〜。
お裁縫がどーしても苦手な方は、両面テープや、安全ピンで留める方法もありますよ。
要は、布が留まっていれば大丈夫。
色々自分に合ったやり方を試してみてくださいね。
- 細かめの柄をつかう(出したい柄を考える)
- 15×90センチくらい必要
- カジュアルに着るなら、色柄、素材は自由!!
ではでは、キモノをたのしみましょーね♪
お気に入りの半衿をつけたら、衿合わせにもこだわってみましょ♪
着物の丈が合わないときは紐の位置に気をつけて。
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