悲しいことに、普段元気な私がインフルに罹ってる時に祖母が亡くなってしまったので
葬儀には行けなかった。
創作法事コーデ
黒の立ち襟ブラウス(しまむらのつけ襟)
黒喪服
黒の水玉ストッキング×黒レース足袋
黒レース手袋
喪服用黒草履
自作トーク帽(母の四十九日の為に作ったやつ…その後かなり活躍!)
まあ、一般的には礼装を崩すのは私もタブーだと思ってます。
まして、喪服は色々感情的にも難しいところ。
不謹慎だと言われたら、ええ、その通りです。申し訳ございません。って思う。
亡くなった祖母は洋裁のプロだったので(オーダーのドレスとか作ってたひと)
私たち孫のファッションチェックを真っ先にする人だったし、(そして ナウいじゃん!と褒めてくれる)
ちょっと冒険しても許してくれるかな。
っていう私の気持ちでこんなコーデにした。
ナウいじゃん。って祖母は思ってくれただろうか??
(語彙は80年代で止まってるところがまた可愛い祖母なのだ)
法事なので、ごく一部の近しい親戚しか集まらないので大丈夫かな。っていう気持ちもあった。母方の親戚は私がどんなにトンチキな格好をしていても寛容な人達だ。
姪っ子2歳にウケた。
頭に、トーク帽だけで飽き足らず
セリアで買った黒のショートベールもつけた。
ベールも帽子も2歳女児ウケがものすごくよかった。
女子はひらひらしてるものによわいのだ。
彼女がくるくる回って、ふわふわのスカートを自慢してくるので
負けじとこちらもくるくる回って
ほら〜、お袖が長くて可愛いでしょ〜!
と対決するアラフォー。
着物好きに成長してくれるとよいのだが…。
叔母も褒めてくれた。みんな優しすぎかよ。
衿芯抜き実験
この日も、衿芯は入れなかった。
まあグタグタにはなるけど、中はブラウスだし、衣紋も抜いてない。
この日も、衿芯なし。
衿芯を入れないで着てみたくなったのだ。
喪服の日も、この日も帯板はしてない。
この日は衿はそれなりに抜いてる。
やっぱりくたっとはするけど、
たまに後ろにひいて戻すようにすればそこまで自分的には気にならない。(まあ見えてないしな)
着心地的には硬いものがないので心地よい。
半衿が、ストールを切り裂いて作ったへろへろの生地なので 余計にくたくたしてるかもしれない。
コーリンベルトもこの日はしなかった。
多少衿のあきが時間とともに深くなってくる。
夢二度は増すかな…。夢二の絵みたいにゆるっと着たい日はありだと思う。
喪服を出したら半衿が変色してた話
多分、祖父の一周忌が最後だと思うのだ。
2017年の終わり。
初めて喪服を着た母の葬儀(2016)の時は、まだ着物にハマる前。
だから、一度着たらクリーニングしなきゃいけないんじゃないか??
って思ってて、
葬儀後に、帯揚げや帯締めまで本当に一式全部をクリーニングに出した。(今なら絶対しない)
着物着るってお金かかるなあ…なんて思った。笑
YouTubeとにらめっこして着付けして、
お通夜の日はあろうことか二重太鼓で参列してた。(脱ぐ時に気付いた。)あと、丈がどんどん長くなってきて 参列の皆様をお見送りする時はかなりグタグタだった。
その半年後くらいから着物にハマって、現在に至る。
だんだん、
そんな洗わなくていーんじゃん!!
って分かってきて、
生来のズボラな性格もあって、
その後母の一周忌、祖父の一周忌と2回着用したけど、そのまま干して しまいこんでいたのだった。
去年の夏に、猫を火葬するのに(!)喪服は着たのだが、
真夏だったので襦袢は夏物を着たから気づかなかったのだ。
喪服自体はその後に流石にそろそろかな。と、お手入れに出していた。
めっちゃ変色してる…!!!
とりあえず外して洗ってみた
繊維自体が変色してるかもしれないし、とりあえずダメ元で洗ってみた。
多分正絹ではなさそうな、ハリのある素材だだたので、ウタマロ石鹸でゴシゴシ洗った。
さっぱり綺麗になった!!
濡れたままさっとアイロンかけて干して、
仕事の合間に縫い付ける私…。
ちなみに長襦袢も洗った
着用後、どうしても長襦袢の変色も気になったので洗ってみました。
やり方は、以前やったのと同じ方法。
正絹だけど、白の長襦袢なので、色落ちは無いから洗ってみた。
特に問題は無かったけど、何かあるといけないので すごくおすすめはしません。自己責任でお願い致します。ぺこり。
色物だったら私はやらない。(つもり。実験してみたくなるかもしれないけど。単色ならアリかな)
私なりに考察した部分はあって、
ポイントの シャンプーで洗うという点と、アイロンで湿気を飛ばしてから干すという点。
美容師的な観点からの考察なので、お手入れ的に全く根拠はないので聞き流して欲しいのですが(笑)
髪の毛と絹糸の相似点といえば、タンパク質で出来た繊維という事。
髪の毛はケラチンタンパク質。
絹は蚕がつくるシルクプロテイン。
綿などの植物の繊維と、扱い方は違うのかな。と思っています。
髪の毛の特徴は、水に触れるとタンパク質の結合が緩むこと。
だから、ブローする時は一度濡らしますよね?
あと、熱を加えるとその形で再結合すること。
ドライヤーやヘアアイロンはその原理を利用します。
もし、タンパク質の繊維として、同じ特徴があるとしたら、
乾かす前にアイロンで熱を加えるのは納得がいきます。
おそらく、濡らしたことでタンパク質の結合が緩んで縮んでしまうので
それをそのまま乾かすと縮んだままになります。
髪の毛も、ドライヤーかけないで自然乾燥するとクセが全開になりませんか??
ドライヤーをきちんとかけたり、アイロンで伸ばしておくと翌朝ラクですよね。
だから、乾かす前にアイロンの熱で伸ばして固定させると絹の布も縮まないで済むのかな?という考察です。
シャンプーも、髪の毛という絡まりやすい細い毛をを洗うのに特化してますし、シルクプロテイン配合 なんて記載されたものもあります。
シャンプー自体も、ピンキリだし、まして用途外の着物洗いにどれがいいか?ははっきり言えないところです。
もともと美容師なので、市販のシャンプーは詳しくないし あまり良いものもある気がしないので 私は美容室専売品のものを使ってます。
専売品といえど、今はネットで買えますしね。苦笑
私は問屋さんのサイトで買ってます。業務用だと1人で使って一年持ちます。
とりあえず私はこれで洗って不具合は出てないです。
まあ、振袖の襦袢を自分で洗うかって言ったら多分私も洗わないし、
その辺の線引きが自分でも不思議なのですが、
よく考えて頂いて、それでも洗ってみたかったら。っていう感じです。
私は、長襦袢はやっぱり肌に触れる率が肌着を着ていても高いから
そりゃあ汚れるよね。って思ってるので
自分で洗えた方がいいなあ。って思って洗っちゃってます。
正絹ではなく、普段は洗える長襦袢や半襦袢を使うのもひとつですよね。
着物のお手入れ、もっと詳しくなりたいなあ…。
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