実験編!着物を自分で洗ってみた。

お手入れ実験

こんにちは。

ウール着物好き美容師 じぞうです。

ふだん着物好きを増やすべく、このサイトで魅力をお伝えしたいと思っています。

着物を自分で洗ってみた。実験編!

着物、クリーニングや洗い張りに出すと、それなりにお金がかかりますよね。

基本的には、汚さないように気をつける!

あとは、お家で洗える素材のもの普段は身につける。

という事が大事かと思います。

今回は、好奇心から、正絹の着物を自分で洗うとどうなるか??

を実験してみました。

基礎知識・洗える着物と洗えない着物

基本的には、正絹の着物はお家では洗えません。

ということで、

正絹でできている事が多い、フォーマル向けの着物全般はNGです。

留袖、振袖、訪問着など…。

普段着向けの、

ウール着物、木綿着物、縮の着物、浴衣、ポリ着物(セオαなど)、麻の着物などは大体洗えます。

絹はNGという認識でいいと思います。

手始めに、正絹と、麻の長襦袢を洗ってみた。

着物まわりのお手入れ 決定版

という本を読んで、

正絹の長襦袢の洗い方が載ってたので、

まずは手始めに試してみた。

麻は洗濯機にネットに入れて回しても良い。とのことだったけど、

ついでだったので、正絹とともに手洗い。

お風呂場で洗ってみる。

絹は髪の毛と同じタンパク質で出来ているので、

シャンプーと、柔軟剤がわりにはリンスを使うと良い。という。

脱水は、バスタオルにくるんで、ネットに入れて、短時間にしてみた。2分くらいかな。

どちらもリサイクルショップで数百円の品で、少し黄ばみがあったので、

洗ってみると結構汚れていた。

で、

ポイントは、干す前に、

高温のアイロンで軽く湿気を飛ばすこと。

本の通りにやってみると、たしかにシワも伸びるし、良さそう。

この時、サイズを洗う前後で測っておかなかったので、縮んだかどうかはわからないけど、仕上がりは風合いも変わらず、綺麗になったし満足した。

洗濯ブーム!次は縮を洗ってみる。

すっかり気を良くした私は、他の着物を洗ってみたくなった。

着物ハンガーがわりに、バスタオルハンガーを愛用していたのだが、干すとなると、ちょっと長さが足りず、跡がつきそうなので、ちゃんとした着物ハンガーも買ってきた。

祖母の縮の着物が、タンスくさいので、洗ってみた。

手洗い→脱水→縮はそのまま干してみた。

手前は半襦袢。

やや曇りの日だったので、まあいいかと外に干す。

元からシワシワ加工なので、そのまま干せる。

気になってた匂いも取れたし、満足。

シミのついた訪問着と道行を洗ってみた!

さて、本題。

正絹の着物を洗うと一体どうなってしまうのか??

結論から言うと、

縮みました!!!

あと、やや風合いというか、しなやかさが落ちた気がする。

あと、シミは強力で落ちませんでした。

実験台は、母の形見…というほど、母は着物好きではなく、なんの思い入れもなさそうで、しかもおそらくだけど、好みでもなかったと思われるピンクの訪問着。

一度結婚式のお呼ばれで着たかもしれない。

と言っていた。

その時につけたであろうシミ。

本人いわく、コーヒーでもこぼしたかしらねえ?とのこと。

下前だし、広衿で折るから見えないんですけどね。

あと、他にも小さなシミが何箇所か。

この道行は、シミさえなければ私は着たいのだが、母も思い当たらなかった謎のシミが付いている。しつけもついてるので、未着用っぽいんだけどなあ?

どちらも、シミの原因が謎であること、あと、シミつけてから30年くらい経過しているはず…。ということで、多分落ちないだろうとは思ってた。

ベンジンを使ってみた。

ベンジンは、油性のシミを落とすもの。

多分、落ちないだろーなー。と思いつつも、

使ってみたかったのでやってみた。

落ちない。

同じ手順で手洗いしてみる

お風呂場で、

シャンプーで洗う。

シミのところだけ、ウタマロせっけんを使ってみた。ドキドキ。

我が家には、リンスではなくトリートメントしかないので、なるべくよくとかしてつけこんで、

しっかりすすいでみた。

バスタオルにつつんで、脱水2分。

アイロンをかけて、陰干し。

どれくらい縮んだのか?

  • 横幅は、ほぼ変化なし。むしろ1〜2センチ伸びた。
    丈は結構変化あり。2〜6センチ縮んだ。

具体的には、訪問着の丈は6センチ縮み、袷なので、裏地より表地が縮んだらしく、裏地側にシワというかたるみが生じた。

袖丈も2センチ縮んだ。

道行も丈が5.5センチ、袖丈が3.5センチ縮んだ。

シミは落ちてない。

やや薄まったかな?レベル。

訪問着の方に、すそのほうに点々とシミがあって、もしかしたらもしかすると、

トリートメントが溶けきれなくて、塊のつぶつぶの油分がシミっぽく残った可能性が…。

最初からあった気がしない…。このシミ。

まとめ

いや、大事な着物はプロに任せた方が良いです!!

形見とはいえ、あんまり私も似合わなそうな着物だったので、好奇心から実験してしまいましたが、正絹の袷の着物をそのまま洗うのは危険行為!!

ということがよくわかりました。

まだ単だったらマシだったかな〜。

縮みますし、シミを増やす可能性すらあります。

風合いもやや損なわれますし。絹特有の艶感が減った。

道行には未練があるので、シミを活かして、茶系の染料で、トラ柄っぽくタイダイ染めしてみたらどうかと目論んでいます。

正絹ってダイロンで染めていいのかなあ…?

これから汗をかく時期なので、洗える素材の着物の着用、

防水加工してある肌着

など、汚れ対策、気をつけましょうね。

ではでは、よいキモノ生活を〜!

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