着物を着た後は…?たたみ方と便利グッズ☆

キモノの知識

こんにちは。

ウール着物好き美容師 じぞうです。

ふだん着物好きを増やすべく、このサイトで魅力をお伝えしたいと思っています。

着物を着たいけど…たたみ方がわからない〜!!!

安心してください。私も最初はよく分かりませんでした。

夏に浴衣を着ても、とりあえず適当に畳んでおしまい。

ちなみにうちの母もよくわかってなかったと思います。

なるべく分かりやすく解説してみようとおもいます。

慣れると、たたむの楽しいですよー。直線で出来てるからピシっとたためるし。

着物を広げるスペースがなくてもたためるように説明します。

まずは干そう!

着物を着た後、結構思ったより汗を吸ってます。

とりあえず半日くらいは最低でも家の中の風通しの良いところに引っ掛けておきましょう。

着物ハンガーがあれば、それに越したことはないのですが、

意外と高いので、私は100均のバスタオルハンガー を愛用しています。

縮むと普通のハンガーくらいで、伸ばすと70センチくらいになるので着物にピッタリ。

こんな感じに引っ掛けて、ひも類も一緒に掛けて湿気を飛ばします。

私の中の便利グッズです。

さて、畳もう!本だたみ編

とりあえず、裾だけ広げられるスペースを確保してください。

裾が右、頭の方が左にくるように置きます。

置いたら、下側の線のところで折り返します。

単衣の着物なので分かりづらいですね。

こんな状態です。

上半身はくちゃくちゃでも大丈夫です。とりあえず裾さえ広げられれば…。

上の線の部分を下の部分に重ねていきます。

同じ形なので分かりやすいとおもいます。

これでも良さそうですが、もうちょっと幅を減らしたい。

上の方にある縫い目の部分を持って、下の線の部分に重ねていきます。

するする引き下げるような感じです。

裾がたためました。

とりあえず邪魔なので適当に畳んで小さくしておきます。

着物ごと右にずらして、上半身をたためるように今まで裾を畳んでたスペースに持ってきます。

広い部屋の方はそのままでも大丈夫ですー。

衿を重ねます。

上の線を下の線に重ねるような感じです。

衿の形によって

スナップボタンが付いてたり、ひもがついてるので、それらは外しておきます。

写真の着物は棒衿ですが、広衿でもたたみ方は同じです。

衿が広い分、広衿の方がくちゃくちゃになりやすいので気をつけてくださいー。

衿が重なりました。

上にある袖を下に下ろしてきます。

もう大体分かりますね。

袖の重ね方はいろいろあって、

私は2枚とも重ねてしまいますが、

一枚は裏側にたたむ場合もあります。

お好みで〜。

私は2枚とも重ねてしまった方がばらけないのでそうしてます。

仮に畳んでおいた裾を、袖と同じくらいになるようにずらして、二つ折りにして完成〜。

広げると大きな着物も、こんなに小さくなります。

このたたみ方は

本だたみ

と呼ばれるやり方です。

着物と羽織は大体このたたみ方で私はたたんでいます。

長襦袢はどう畳むの?長襦袢のたたみ方

長襦袢もこれで初めは畳んでたのですが(覚えられないから…)

衿が折れやすいので、襦袢は違うたたみ方にしました。

襦袢のたたみ方はこちら。

長襦袢のたたみ方と 関東衿・関西衿
こんにちは。 ウール着物好き美容師 じぞうです。 ふだん着物好きを増やすべく、このサイトで魅力をお伝えしたいと思っています。 長襦袢のたたみかた 長襦袢、私は初めの頃は着物と同じように本畳みにしてました。 覚えるのがめんどくさかったからです...

広衿・バチ衿・棒衿

ついでなので、衿の形について解説。

広衿… 幅の広い衿 、折り返して着る

大体今の着物はこれが多い。衿幅を自分で決められる。

棒衿…縫い付けられてるので折る必要がない。端から端まで同じ幅。

バチ衿…縫い付けられてるので折る必要がない。端は太めになっている。

棒衿、バチ衿は古い着物に多いです。古い普段着用の着物に多いイメージです。

まとめ

  • 着物を着た後はまずは陰干し!
  • 着物ハンガーか、バスタオルハンガーが便利。
  • 湿気が抜けてからたたむ
  • 揃えるところを覚えれば難しくありません。
  • 本だたみは、着物、羽織などに。
  • 帯も湿気を吸っているので干しておきましょう。

きちんとお手入れすればいつまでも長持ちする着物。

一度シワがつくと、アイロンかけるのは面倒なので、脱いだらとりあえずハンガーにかけておきましょうね。

礼装用の着物なども、一度着たくらいであれば、きちんと干して畳んでおけば大丈夫。

シミつけてしまった場合はお手入れが必要ですが、大きな汚れがなければ問題ないです。

湿気が何よりも大敵です。

正絹の着物は、虫よりも湿気によるカビの方がこわいです。

ウールの着物は虫も気をつけてね!!

空気の乾燥した時期に、タンスを開けておくだけでも違うので、たまにはしまいっぱなしにせずに風を当ててあげてくださいね〜。

ではでは、きものを楽しみましょ♪

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